ドック入り

幾つかの非常勤の仕事をして暮らすこと4ヶ月。
それぞれの仕事は場所も内容も異なるので体力を使う。
学情でやっているデジタルアーカイブの仕事は、
趣味と実益を兼ねた自分にとっては打って付けのものである。


有名・無名・新品・ボロボロ・掘り出し物など
数限りない史料を取り扱うので自分の研究の一助ともなるし、
そうしたものをどのようにしてデジタル化して記録していくかということで
悩ましいこともある中で行うことは自分に向いているのである。



この前は恒藤恭の国家思想史のノート(1941・昭和16年)の
写真撮影を行った。恒藤は芥川龍之介の友人であり、
また有名な法哲学者であり、そして本学の学長でもあった人物である。
撮影後にページを繰りながら読んで(眺めて)いた。
こうした史料を実際に生で見て、手に取ることができる仕事である。


今現在の非常勤業務は、以上のような自分に打って付けのものばかりで、
仮令給与が少なくとも非常にやりがいと達成感を得られるものである。
以前の給与も満足に払えない、まして福利厚生関係まで渋るか
スッポンかますような仕事場や、
言う事は尤もらしく、言ったことを実行しない、
それどころか堂々と法律違反をしておいて、事をもみ消ししようとする
バカ経営者にコキ使われていた頃と比べると、今は生活がキツキツでも
至極幸せだなとよく思う時がある。


そんなことで頑張り過ぎたのか、この頃になって背中が痛い。
だいぶ無理したようなので、十数年来お世話になっている接骨院
久しぶりに行った。

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