山ネタ・登山装備

 再び、山の話に戻ろう。

 今回はモンベルゴアテックス素材のテントを使用した。自分もモンベルのテントを使うが、ムーンライトⅠ型というもので、これは山岳用というよりもツーリング用である。結構耐久性があるが防水性に弱い。ゴアテックスでないから…。
マジでゴアテックスはいい。要するに通気性&防水性を兼ね備えた性質だから、山岳用品には重宝がられている素材です。しかも最近のテントは軽いし、パッキングも小さく収まります。


 近年の山岳用品の質は格段によくなっています。半布製のテントを担いだ経験のある人は、よくお分かりかと思います。衣食住で衣料もファッショナブルなのに機能性と耐久性に優れ、食もレトルト食品発達で重さも軽く、美味しいものです。


 上高地で入手したデータブックがありまして、そこにアウトドア用品の売上高傾向が載ってました。一時期は上昇傾向にあった売上げも、最近はその勢い(伸び率)が鈍化してるとして、それはある程度、山岳用品の基本装備が消費者に整った結果であるのではないかという推測がありました。基本装備とは山に入る上での絶対必要な装備、つまりはテントだとかザックだとか食器、靴です。このような備品は、日常生活品とは違い、年に数度使うもので使用頻度も少なく、それほど買い替えの必要に迫られないものです。自分はテントやコンロ10年や20年以上選手ですが、登山靴はおおよそ5年くらいで買い替えになっている傾向にあります。別の見解では、山岳登山者の主力を占める中高年登山者による登山ブームの頭打ちという見方もあります。


 自分が高校山岳部員の頃は、中高年という言葉さえない高校や大学などの若年登山者が多かったように思います。大学山岳部と聞くと、高校生の我々には、近づきいくらいに威厳のあるイメージがありました。


 大学と山岳部については深く話したいので後にしますが、信州大学も他の大学も、無論ですが大阪市立大山岳部も新入部員確保難で喘いでいます。でも登山もしてる部やサークルは部員が多く居るようです。



 若年と中高年
 装備の進化と登山ブームの傾向
 大学山岳部の存続課題
 登山というイメージの多様化


 登山を年齢、商品、観光、健康、スポーツと部分的に捉えると学問的意味でも様々な着眼点があるような気がします。