阪堺線・大和川駅の今

ここは阪堺電気軌道阪堺線大和川駅です。訪れたことが無い人には土手にある小さい駅という印象を受けるでしょうが、この駅周辺は徐々に変化しています。


この駅のある大和川南側は、スーパー堤防阪神高速大和川線建設の工事が進んでいます。ちょうど私が大学に入学した頃から本格的に始まっています。昨年までは春になると土手に菜の花(と思う)の咲く、長閑で少し寂しげな雰囲気の漂う場所でした。今は踏切の地面も新調敷設、土手も改築されて駅舎だけが昔のままの風景という今後の行く末が想像できない様相になっています。尚更、堺市阪堺線LRTにしようとする動きもありますがら、今後の大和川駅の風景は激変するでしょうね。因みにLRT計画は諸事情で延期されています。


私の感覚では、この堺区内の開発も3年前から活発化しているいように感じています。いろいろな事情があるのでしょうが、この変化は今までの風景され変えてしまうような開発に見えまして、自分では多分に複雑な気持ちで見ています。


情緒的な自分が言うと、見慣れた風景が無くなるという寂しさと刹那さを感じ、大学でこのような公共事業や阪堺線の活性化について調査した自分が言うには、いよいよ始まったであろうと言うべき、未来的な交通網の斬新な企画と阪堺線の進化の行く末へのちょっと心配な期待感を持って、いつもこの大和川駅の風景を通学中に見詰めていました。


経済学は合理的な行動の元に成り立つ学問ですが、経済学を学ぶ自分が必ずしも合理的でない情緒的な意識を持って物事を見てしまうのは…生身の人間ですから。


私は昨年、大和川駅の風景を撮り収めていました。ここに映る駅の風景は少々変わってしまいましたが、残しておいて良かったと思います。