鯨と水銀

お堀のある旧市街に住んでると、この川がプ〜ンと臭ったり
臭わなかったり、色がカラフルだったりツートンだったりと、
その日々により変化を見ることが多い。
また海に近い(昭和34年頃までは、すぐそこに海岸があった)せいか、
季節によって磯の匂いのある風が吹く時がある。
昔、この辺りの海浜では鯨が時折迷い込んできたらしい。
今年の和歌山県太地町の「くじら博物館」の企画展示で
そういう資料を展示してあった。


古代からの日本人と鯨との関わり、近年の捕鯨についての賛否など、
自分自身が和歌山県によく旅行することや、伝統と食文化、
捕鯨に対する国際的課題、産業経済という観点もからませて、
この日本人と鯨、世界と鯨という論議は旬であるように思います。


この前、鯨食と生物濃縮についての新聞記事があった。
調査資料は以下の通り。
http://www.nimd.go.jp/kenkyu/report/20100427_taiji_report.html
(国立水俣病総合研究センター
太地町における水銀と住民の健康影響に関する調査結果について)


私自身、給食でよく鯨を食べた経験がある。
また和歌山へ行くとスーパーで売っているので、鯨もイルカも
食べたりする。最近は近所のスーパーでも入手できることがある。


資料は資料として、かなり詳しく調査にしている。
これが近年になって顕著になったことなのか?生物濃縮とは何か?
水銀が摂取された場合のその後の行方、社会的課題と研究結果の相関性など
何だか知りたくなってきた。
幅が広いの〜学問は。