十三人の刺客

俺は結構時代劇好きである。古いものから新しいものまで。
今日は「十三人の刺客」を観た。過去に映画化されている。
そのリバイバルなのだが、その類にも増して邦画の時代劇の公開は多い。


前作は既に観ていたが、これはこれで素直に鑑賞した。
武士の本分、本懐とは何かというより如何に少数が多数を圧倒するか。
前作と同じくチャンバラ志向が色濃く反映した映画であった。
「激突・将軍家光の乱心」という映画も、この十三人の刺客をモチーフにした
ものだが、こちらの方が目的遂行という意味では勢があった。
暴君の残虐シーンは凄味があった。詳しくは言えないが…。
俺としては期待に少し足らなかったけど、時代劇映画の醍醐味である
チャンバラを楽しみたいというのであればいい映画だと思う。
今まで一番激しいチャンバラは若山富三郎子連れ狼シリーズと思う。
たそがれ清兵衛」や「武士の一分」はチャンバラ演出は余りないが、
人間模様を観る上では評価が高い映画であるのでお薦めする。