黄そば

大学のメインの踏切を越えて、改札へ向かう途中にあった
激安学生向け食堂の「喜代」は閉店したのは、2012年12月22日である。
http://d.hatena.ne.jp/yatakarasu/20121225



大学内の学食は、2部がある時間帯ではユックリとできるのだが、
昼間はそうではない。
また、たまには価格的に妥当するような外の方へ行きたいのものだ。
大学周辺には、喜代に匹敵する安い大衆食堂が幾つかあるが、
俺としてはここは贔屓にしている。

昭和モード全開のファンタの看板がある「かすみ食堂」である。
ここは、ある程度のメニューが揃っている。
価格的に喜代には及ばないかも知れないが、混むことはない。
俺がいつもオーダーするのは、「中華そば」である。
「中華そば」といっても和歌山ラーメンではない。
『黄そば』である。中華麺に和風汁が『黄そば』である。
『黄そば』の定義は、ここではアツく語らない。
兎に角、かすみ食堂の「中華そば」はですね、ラーメンじゃなくて
和風汁中華麺日本風ドンブリメニューなのである。



俺が高校生の頃…(昭和)
学食に中華そばがあった。通称『ゴムそば』と呼ばれていた。
一番安いので当時の価格で190円だったかな?(小そば)
特そば(並)は210円だったような気がする。
見た目、ゴムのような黄色い麺、そして薄いのだが、
味わい深くてタップリな和風汁が安っぽく絶妙でhighな味わいであった。
財布が貧しい獰猛な中堅偏差値高校生には、有り難い配給食品であった。
トッピングもない汁麺に、オガクズのような…結局アレなんだったんだろう???
…をテンコ盛りにふり掛けて腹を満たす高校生であった。



「かずみ食堂」の「中華そば」は、ネギと蒲鉾、そしてモヤシが豊富で、
肉もある。汁も麺もなかなか良い。
単価350円。ゴハン(小)を付けるとタクアンが付く。
12時台も混まないし、暑がりな俺でも、アツアツの中華そばが食えるという
エアコン&扇風機全開という店内である。そして満腹である。