和歌山市へ

所用で和歌山市に行く。JR和歌山駅で下車したが、
そこの駅そばに「中華そば」があることは知っていた。
和歌山ラーメンの中華そばではない、黄そばなんだろうと思い食す。


いろいろな県庁所在地の駅に赴くが、これほど殺風景な駅前は
いつもながら和歌山だなと思う。いつ来ても同じ風景。
言っておくが、決して自分はアンチ和歌山ではない。


お目当ての和歌山県立図書館に辿り着く。
よく考えると、戦前期の原内閣における高等諸学校創設及拡張計画のうちの
和歌山高等商業学校の設置場所は、ここ高松だった。
一般論では、和歌山県は高等教育機関の設置を兼ねてから望んでいて、
第一に高等学校(旧制)、第二に工業専門学校(旧制)を希望していた。
(この当時の和歌山市工業都市として発展していたようだ。)
しかし当時の文部省は全国的な配置の勘案から商業高等学校の設置を
内定したので、それで県がそのまま受諾して誘致したという経緯である。
戦後は高等商業学校や師範学校などを統合して新制和歌山大学となった。

最近の和歌山大学はよく頑張っていて観光学部という
国立では珍しい学部も創設している。
もし、旧制和歌山高等学校・紀州高等学校というものがあったなら、
どう展開しただろうか。なぜ高等教育機関の設置が遅れたのか??



18時で閉館になり、さてどう帰るかと思いつつ北へ向かう。
いろいろと歩いていると古い商店街に遭遇した。
今日は土曜だからこのような風景なのだろう。

http://www.nwn.jp/kakokizi2011/20110511/45/45.html


何とか南海和歌山市駅に着いて、しばし風景を見る。
前に訪れた寿司屋は休みのようだ。
以前は昭和タップリな雰囲気を堪能した。

(内部:2013年3月撮影↓)


そのまま特急に乗って堺まで帰る。
和歌山市っていつも変わらないね。