大浜公園散策

堺の大浜公園を散策する。
「日本一低い山」と称される蘇鉄山を登る。

低い山として天保山もあるし、基準が不明なのだが、
案内板では以下のように記述がある。

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【蘇鉄山(Sotetsu-yama)】


 蘇鉄山は大阪湾(ちぬの海)に面し、幕末には黒船来航に備え
お台場(砲台)が築かれた場所を明治9年(1879年)に大浜公園
として開放され、展望のよい築山として整備されたところです。
この付近は明治・大正・昭和初期には関西有数の海浜リゾート地として
海水浴・潮湯・少女歌劇・水族館や料理旅館街などで賑わいました。
 この蘇鉄山の約300m東南にあった御蔭山の頂に近代地図作成のための
基準点となる一等三角点が明治18年(1885年)に設定されました。
その後、御蔭山が削られ、昭和14年(1939年)にこの蘇鉄山の標高
6.96mの所に移設されたものです。
 現在、一等三角点が設置されている山としては日本一低い位置になります。
かつてここからは大阪城天守閣昭和6年廃点)・生駒山葛城山・俎石山・
六甲山などが展望できました。
 一等三角点が元あった御蔭山は天保年間に港と水路浚渫により造られた
山で、同時期に川浚えの土砂を積み上げてできた大阪の天保山とは兄弟に
あたります。


[堺市]

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次にサル山をひさしぶに覗きに行った。
サルは分類上アカゲザルである。

何故、サル山があるのかは以下の通りである。

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【堺水族館と猿島の歴史】


 堺水族館は明治36年1903年)第5回内国勧業博覧会閉幕後、
水族館の払い下げを受けてオープンしました。
当時最高主準の施設内容を誇っていましたが昭和9年(1934年)の
室戸台風の高潮で、水族館は大破、修繕中に火災となり全焼、
その後昭和12年(1937年)に再建されました臨海工業地帯造成により
集客数が減少し、昭和36年(1961年)9月に閉鎖されました。
 猿島は水族館からの施設で昭和28年の改修から平成21年まで
市民の方に親しまれてきましたが、老朽化にともない
平成21年6月に現在の飼育舎が整備されました。

[堺市 大浜公園事務所]

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よう撮ってました。
<大浜公園のサル山シリーズ>
https://www.youtube.com/watch?v=hN6qWinJFFQ&list=PLE0B4078FAEDDE10A




最後に旧堺燈台(大浜燈台)へ行くと無料で内部見学できた。(解説付)

何度も撮影に行ったが、こうして中に入るのは初めてである。

解体修理中で発見された点は興味深かった。
基礎石は2m下にあって、そこまで柱が銅版を巻いて立てられていたこと。
別に吊り下げ工法のメリットを活かして、そうしている訳ではなさそうだが、
その工法に似ている。
竣工当時は現在の1階部分がない状態で、壁板も縦ではなく横だったようだ。
外側だけでなく内部にも塗装がされており、木目塗という木目をわざわざ
再現するかのように塗装していた。



内部見学は明日の10〜16時で最終。ライトアップは堺大魚夜市の頃まで。