勧められた本

前期の研究報告書を提出し終えた。
毎度毎度の事ながらギリギリまで延ばしてしまう癖は直したい。
修士課程もあと半年しかないが、あと8単位取らねばならぬ。
ということは、研究報告書もまた書かねばならない。ヽ(´Д`;)ノ


先生に勧められた本を夏休み中に読んでしまいたい。

大企業と中小企業の同時成長―企業間分業の分析

大企業と中小企業の同時成長―企業間分業の分析

先生曰く、経済学研究科で学位を取って大学教員を目指すなら、
「マクロ・ミクロの基本ができること」
「海外のジャーナルに投稿していくこと」
「食える研究をすること」
…らしい。歴史分析系ではちょいと難儀です。


たまたま昨年度の後期で受けてた講義の先生の研究室へお邪魔したが、
先生は俺のことをスッカリ忘れておった。
修士論文のことで、いろいろお話して、
勧められた本を読んでいる。
研究とは直接関係ないが、戦後の日本における住宅と社会の関係を述べたものだ。

マイホーム神話の生成と臨界――住宅社会学の試み

マイホーム神話の生成と臨界――住宅社会学の試み

あとがきで研究者としての姿勢について書かれていた。
著者は幾人かの先生から指導を受けた経歴があるが、
そうした経験の中で共通して学びえた研究への構え方について述べている。
「自分の生きる現在の問題に立ち向かうこと」
「自分の立てた問いをどこまでも誠実に考え抜くこと」
「自分の文体を持つこと」
どの研究分野でも違いはあるが、その特性に合わせ、
深く追求し、自らの文体でそれを分析し再現し客観的に表現していくこと。
それはとことんまで追求し、知識と経験に裏打ちされた自信から
出てくる研究者としての姿なのだろう。