ある兵士の賭け

『ある兵士の賭け』(1970年)石原プロ製作
ふ〜ん、こういう映画があったんだ。
舞台は昭和30年代だが、日本の占領期というものを
そことなく感じさせてくれる映画だった。
近代・現代の日本の歴史は戦前・戦後と区分することしばしばだが、
その間には様々な転換期があることを研究する必要はある。
それはわれわれが生きている「現代」とは何かという問いに、
答えるうる事実の足跡を具に見つめ直すという作業と同じである。


発展途上から先進国という区分、輸入代替と輸出振興という考え方、
あるいは政治機構の根本的転換、あるいはサラリーマンの出現から、
あるいは今この瞬間と変わらぬ時代か、そうでなさそうな時代と区分するか…。
(「高度経済成長期」という「三種の神器」とか「昭和元禄」という
とことは別にして)高度経済成長期は戦前期にもあったという
(成長率上ではある)というさまざまな見方・見解がある。


自分が取り組んでいる「占領期」とは、どういう時代だったのか…。
それをチャンと書かなアカンのよね。