隠れた遺構


新しい自転車置き場が、研究室の近所にできて有難い(でも夜中真っ暗)。
その横のゴミ集積所や倉庫エリアになっている場所は、
戦前期に建てられたスタンドの遺構である。
「閲兵台があって、壁に英文で…」というので有名だが、
この構造物は旧大阪商科大学がここに竣工した時に建造された
グラウンドのスタンドである。GHQが日本政府に命令して建てたものではない。
竣工は一号館と同じく1934(昭和9)年かその直後である。
現在は中央の台と全体の側だけが残っている。
スタンドの観客席は鉄骨か木造のトラスで仕上げていたのだろう。
一号館とかは(長い歴史の中の改修と修繕で)綺麗で立派に見えて、
鑑賞に堪えるものだが、そのまんまの遺構となればコンナンである。




廃墟ディスカバリー

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軍艦島と巨大廃墟たち

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