シルバーウィーク?

 …というらしい。今度の連休。(完全週休二日制なら9月19日〜23日) このような連休は今年が最初で、祝日法によるものである。政府による5月の連休のような、秋の長期休暇取得の機会を設けようとする動きの偶発的連休だ。10月後半から11月初旬を連休とするために、他の祝日を移動しようとした考えもあったらしいが、反対も多かったせいで実現しなかったようだ。


 連休の設置は景気対策という狙いもあるだろうが、それよりも有給休暇制度の充実などの労働制度の見直しをして誰でも業務や生活時間に対応した就業規則の確立と、有意義な時間の有効利用していこうとするあり方もいいのではないかと思う。それは中小やパート勤務には難しい事だろうけどね。


 昔に、ある経営者にコンナ事を言われた事がある。『仕事がデキるヤツは、遊びもデキる。(つまり)仕事が一流にヤツは、遊びも一流だ。』…ってな事。要するに仕事が充実していれば私生活も充実し、余暇も存分に楽しめるという事かな?

 仕事と私生活とは、社会に出てから色々と考えさせられるテーマなんだが、仕事で公私混同するのは、止めた方がいい。逆に、従業員の私生活に仕事を持ち込ませるのも止めた方がいいと思っている。それは経営者も従業員も同じ事だと思う。疲労やらで欠勤しがちな自分が言うのもバカけた言い草なんだけどね。


 前に長く働いてた職場は、隔週土曜休みで09:00〜18:00のほぼ定時勤務、年末年始、連休、盆休みはあるが、仕事の進行と合わせて臨機応変に設定していた。残業や休日出勤もあったが、だいたい定時に終わらせる事が良い出来栄えであったので、そう多くは無かった。小さい職場だったので、そういう事が可能だったとも言える。仕事は自分が考えて進めなくてはならず、厳しいものであったし非常に忙しかった。椅子に座る事もなかったくらいだ。仕事も充実していたし、仕事と私生活が完全分離していたので、ONとOFFの切り替えが有意義な時間を作り出していた。給与は少なかったけど、「やりがい」という満足感と「安定」という安心感があった。

 しかし他の職場は酷かった…。サービス残業、休みや朝っぱらに用の無い電話。賞与は毎年相談次第(言わないとくれないらしい)、私用の用事を従業員に頼む。究極は経営者が遊んでる、厚生年金ドタキャン、経営者が「経営」しない。そして驚くべき真実を前にして俺は絶句…。モチベーションが下がりっぱなしでしたね。



 チャンとチャンと出勤して、テキパキ動いて、汗水垂らして仕事して、仕事がそれなりに楽しくて、安定してて、不安もなくて、チャンとチャンと給与を貰って、チャンとチャンと生活できて、分相応に休みもあって、メシ食えて、寝れて、遊べるという事が、一番いい事であって、それが一番難しいような気がします。