山ネタ・山小屋

これは北穂高小屋です。2005年に撮影しました。私は北穂高小屋が好きで2006年には3連泊した程です。此の頃の設備サービス満点な多くの山小屋に比べ、質素で素朴な風合いがあります。頂上3,106m直下にあり、大キレットを俯瞰でき、メシは定番の豚の生姜焼き、クラシックとワインも楽しめます。ブルジョアニートにはお薦めです。(笑)


この小屋は連泊すると1,000円引きとなります。いろりろコースはありますが、記憶にある自分の支払いでは、一泊二食付で初日が8,500円、以降は7,500円だったような気がします。基本価格は値上がりしてるでしょうが、一泊一食や素泊まりなら格安で泊まれる山小屋です。


今夏にテント場の小屋の宿泊費は9,000円台とかありまして、少々驚きました。これは地方にある民宿の料金とさほど変わりなく、値上げの傾向の山事情を思い知りました。


山小屋は至極快適で、暖かく寝れる場所ですが、人によって山小屋を敬遠する人も居ます。登山はストイックな感覚が冴える行動なのでそうなるのでしょう。私は山小屋を臨機応変というより気分次第で使いますが、イビキだけはなんとかしてほしい…(;´Д`;)
イビキ専用区画を設けて欲しいです。


私は単独で山に入ってから、いつか北穂高小屋でユックリと長い時間を過ごしたいと思っていました。2006年春にその夢が実現し、三連泊しました。泊まるのはほぼ俺だけ、どこで寝ても良し。昼飯に何を注文しても良し。呑んだくれようが、昼寝しようが御存分という時を過ごしました。この期間を入れた北アルプスの放浪は生涯忘れない思い出です。激烈な仕事を退職し、胃潰瘍になるくらいストレスを溜め込んだ病んだ心身で、私は深く考える事無く、北アルプスに居ました。あの2006年のアルプスは私に最高の御褒美をくれたのではないかと思います。

そして、その3年後に市大生となり、しかも山岳部員として山に登るなんて…人生って何が起こるかわかりません。