限定解除組


今日は偶然に懐かし人に会った。
最後に会ってからもう5年か…10年ぶりであったろうか、その人は近所で
商売をしていた。不況のこの御時勢にもかかわらず逞しく仕事をされていた。
もう20年来のお付き合いだが、店に案内されて談義に華が咲いた。


お互いバイクが好きで、人生のシーンにバイクありという人間ですね。
その人は様々なビッグバイクに乗り、
俺はハーレーや大型カワサキを乗りたくりました。
本当に二輪業界も変わりました。昔は結構面白かったな〜。
無茶やバカもやりましたけど、今以てそれも人生の垢、未来の糧でございます。
最近は大型バイクに跨っていないので、久しぶりに乗ってみたい。


俺が二輪大型免許を取ったのは、確か23歳の頃で当時はその専門の
教習所が無くて直接試験場で受検して取りました。
限定解除」…この言葉にはステータスがありましたね。
試験に合格したら限定解除というハンコを免許証の裏に押されました。
無論、今も試験場で受検できますが、大型免許があるので限定解除という
扱いなのかどうかは分かりません。私は限定解除という名は好きですね。
何だが認められた感じで、凄く自由と責任を感じた思いがありました。


限定解除の評価は絶対評価です。減点方式で危険行為などがあれば
一発試験中止です。パイロン倒しただけでも一発アウトです。(接触でもか?)
だから合格した時には担当官から、
「オマエ等にその資格を与えるが、あとの事は分かってんだろうな?」
という説教もありました。つまりは、資格ある以上、責任云々は自分で
始末する覚悟は持つべしというような内容でしょう。
限定解除いないと乗りたいバイクにも乗れなかったので、
取りたい人は物凄く執着して試験場通いをしたはずです。
一発では殆ど合格しないし、大型二輪の練習場も少なかったので、
5回目合格、10回目合格というのがザラでした。私は9回目で合格しました。
だから限定解除というのは、凄く羨ましく目標として思えたものです。


でも最近は、限定解除らしいバイク乗りじゃないですね…俺は。
ツーリングは専ら小型車です。高速道路なんてここ3年ほど走ってない。
でも限定解除というステータスは持ち続けています。
私はどんなバイクでも乗れて、自由にどこでも行けるんだ!という思い込みか。
嗚呼、バイクでプ〜と飛ばして旅したいな〜。