日本病

ひょんな事から石井紘基という政治家の事を調べてた。
国のカネの流れの矛盾を追求したエネルギッシュな衆議院議員でした。
…でした？　刺殺され、もうこの世にはいません。
国の予算では一般会計と特別会計とがあるが、この特別会計というのが
巧妙な収入かつ複雑な支出をするカネなのである。
年金然り、郵貯然り、自動車重量税然りである。
膨大な資料調査と危険な情報取引で、国会でも異色な人だったようである。
一般会計って80〜90兆円くらいで特別会計が200とか300兆円とか？
それに国の借金は800〜900兆円？確かに異常な会計である。
実際、国の会計の全てを把握できてる人って居るのだろうか？

組織は成熟するにつれて矛盾起きたし、腐敗へと進む傾向にある。
言い換えれば、組織は必然的に腐敗するのである。

組織戦略の考え方―企業経営の健全性のために (ちくま新書)

ゼミのテキスト本の戦後世界経済史にも、そうした言葉が載っていた気がする。
新陳代謝ができない組織は限界にきて破綻する。日本史やっていても
あ〜そうだな〜と思う時がある。
いずれにしても、このままじゃ借金は1,000兆円を超えそうだ。
寝耳に水で財政破綻して日本が滅ぶ時って、どうなるんだろうね？
ドラマの仁JINを観ていると、幕府がどのような理由で崩壊していったかを、
改めて考えてみたくなった訳であります。

今日は取り合えず幕末写真。
やはりそれっぽい被写体の方が冴えるな。