未来ある成長への期待


学内到着後、約束した自習ノートを学情で作ってコピーしてた。


1限目「日本史通論Ⅰ」。
上京にあった室町殿の位置や、武家や公家、酒屋、土倉、油屋の
集積位置や移行を時間的に見る。
よく考えたら、戦国時代になるまで政府や支配階層は
江戸期の城下町のような都市形成でなく、邸宅を置いただけの
防衛的には脆弱なものだった。それが有力者による城郭を基礎とした
都市の形成と発展、またそれが伝播して地方都市の繁栄をもたらした時代と
なるのは、政治の力の論理の移行の結果とも言えるのだろうか?


2限目「比較経済論」。
スターリン批判から変化する経済政策、集積型と分権型の論理と、
ペレストロイカによるソビエトの終焉、大きく言えば社会主義体制の崩壊の
様子を考える。
ソビエト終焉やベルリンの壁の崩壊は、本当にアッと言う間の出来事だった。
1990年前後の時代は、アリトアラユル歴史的転換期であった。
その頃の日本はバブル経済の真っ最中で、経済大国の名のまま、
経済と文化の繁栄を謳歌していた。いい事ばかりではなかったが、
日本としては高度経済成長期に匹敵する良い時代であった。
今ほどグローバルという世界的意識も何故か希薄あったが、
何だが漠然と未来が明るいような社会だった…ような気がする。
90年代の好景気は、戦後直後から構築されてきた日本の復興と繁栄、
そして飛躍のために努力してきた、その頂点たる結果ではなかったかと思う。
しかし、世界が大幅に変化し始め、何事も世界基準で評価される時代へと
突入すると、それまでのやり方が通用しなくなり、迷走した日本が、
失われた10年、20年を否応なしにジタバタしながら至ったのが
今の日本の姿ではないかと、最近はよく思う。
けれど、景気がどうのこうのと言うより、
当時よりはいい社会へとなっているとは思っている…何となく。
20年で社会がこれだけ変わったのだ。
だからこれから20年経ったら想定外な事があってまた変化してんだろうな。
今の現役生が俺と同じ年頃になると…。


例のアンケートの有効回答数をやっとクリアした。
あとはエクセルに乗せて統計計算していって、どういった結果や発見が
あるのか情報整理していく作業に入る。
今回の俺のアンケートは2部生にとって身近で面白いと思うので、
自分としては非常に結果が楽しみであり、回答者もそう考えているようだ。
まだちょっと集めたいので、ギリギリまで回収作業はやろうと考えている。


21時58分下校
22時30分帰宅