選択問題


ネットで麻布とか武蔵とか筑波大駒場とかラ・サールの入試問題があったんで、
とりあえず社会科を解いていた。
考えさせるし書かせるんで、良問だし難しいな〜中学生には難しいやろな〜
とか思っていたら、中学入試問題やった。


堺市大阪都構想が正式に離脱した。
恐らく維新の会は、今度の堺市市長選挙で民意を問う攻勢をかけてくるだろう。
その時、堺市民はどう判断するすんるのだろうか?
政令指定都市になって、加速度的に行政力を発揮している。
住んでいる自分にとってはピンと来ない実感だけど、
長年、そうした近代衛星都市としての道を選び、目指して歩んでいた
堺市にとって、大阪都入りして「分割統治」されるのは論外なのだろう。
かつて、臨海工業地帯造成による重化学工業都市としての発展か、
歴史都市として地道な繁栄を維持するかという民意を問うような選挙戦が
堺市で繰り広げられ、結果前者が勝利した。
そうして海は埋め立てられ、歴史を放り出し、今の繁栄を物にした。
負の遺産が大きいことに気付いたが時既に遅く、今は堺市の歴史性について
再検討、再構築しながら、どう現代の堺と昔の堺のギャップを埋めようかと
模索しているようなところがある。


現代の堺になったのは、当時の経済や産業の転換期で、国の施策の影響する
ところが非常に大きかったので、時代の流れとも逆らえない波とも
捉えることも出来るが、そうした力に対抗して守るべきものを
果たして守りえたかということを考えると、これも非常に難しい。
堺は再び、新たな選択肢の岐路に立たされようとしている。
果たして堺市は、どちらの未来への選択をするのだろうか?