資格証明書主義批判


本日は補講のみ。後期唯一の補講である。
補講「生涯学習概論」。
生涯学習社会のまとめとして、
生涯発達論との比較的検証と齟齬を明らかにし、
生涯学習の真の理念を追求する。
また資格証明書主義(学歴社会主義)に対抗する
非伝統型高等教育を批判しながら、今後の生涯学習の問題点を掘り起こす。
その後は過去問を用いて試験対策をする。


常々先生は市大生の近年の当講義の単位取得の脆弱さを指摘していた。
開講時のいろいろな状況もあるのだが、
関大生と比較して結果論で喧嘩売られたのだから、
コリャ〜市大生頑張らんといかんぞ。


折角なので、いろいろと先生に質問していた。
現代のユニバーサルアクセスによる社会人教育の理想と現実、
それに呼応した大学機関の様々な方策に対する私的評価、
生涯教育と大学教育の事例とその方法論について・・・とか、
学歴社会主義は、つまり学校履歴評価主義と訳する。
ならば「生涯学習パスポート」という構想は、
学習履歴評価主義、教養累積評価主義とも言えるが、
そうした資格証明書主義に対抗しうる理念が、
名称としてさえも確立できないのは、世の高等教育評価基準に対して
生涯学習対策が明確な答えを提示できないが故の未発達過程であり、
継続する課題とするなら、今後どういった研究の切り口が必要なのか?
・・・などと、いろいろ聞いてみた。
講義は直球志向で、先生も手抜きはしない方針だったので、
終始好感が持てる講義だったと思う。


その後は、いよいよ来週の試験対策なのだが、
国際経済法が一番の難関である。
そう言えば…教科書あったよな?と思って、
駄目もとで学情で探してみたら余裕であった。

WTO法 第2版

WTO法 第2版

ケースブックWTO法

ケースブックWTO法

WTOの諸相 (国際関係学叢書)

WTOの諸相 (国際関係学叢書)

メインの教科書は、まだ一冊だけあったぞ。
さて、マジこれからやな。ホンマここからが勝負や。


帰りに前期世界史通論の先生と会って、
自転車と白頭山梅棹忠夫氏の話をして帰った。
21時57分下校
22時30分帰宅