世界経済2000年史


よく晴れている。雪が降るらしいが出掛ける。
通学途中で火事現場に遭遇した。チャリなんで、サッサと切り抜ける。
今日は阪和線も止まったらしい。就活の説明会とか学内TOEIC
難儀した人も多いんじゃないかな。


やはり雪が降ってきた。
すぐに止んだが、今が一番寒さの極めるところやね。


国際通貨論の事だが、基本的に何にも分からんので、
基本から勉強していた。
取り合えず分かり易いテキストを借りてきた。

基礎からわかる外国為替

基礎からわかる外国為替

簡単な練習問題があったりして、まぁまぁ良いかな?


関係ないのだが、他に面白い本があったので読んでいた。
翻訳本だが、統計資料と合わせて概略的に世界や各国の発展事情や傾向が
書かれてある。環境史学にも通ずる内容だったんで面白かった。

経済統計で見る世界経済2000年史

経済統計で見る世界経済2000年史

日本は欧州と比較して、疫病よりも飢餓による人口抑制傾向にあった。
また戦乱の影響も世界と比べて比較的少ない影響であったと言うのだ。
1000年紀という中世以降で考えた場合、黒死病(ペスト)が大流行して、
政治的社会的に極めて深刻な状況を呈したヨーロッパに比べ、
日本は幸いにも地理的環境と当時の対外関係が世界と比べて
相対的に希であったので、幸運にもこれを回避できたという見方が出来る。
モンゴルの侵攻による中国大陸での死傷者数と比較すれば、
日本国内でも源平の争乱や戦国時代という内乱があったにせよ、
これも人口抑制の大きな原因とまでは言えないとしている。
元王朝関連における中国大陸での死者は推測3,000万人と
本書では書かれていた。尚、当時の日本の人口は推定1,500万人前後。


近世以降は、深刻な土地不足の日本において、新田開発や
農業改革(二毛作や副産物など)で余剰物も増産傾向になった。
結果、利益になる産品が多くなり、経済的にも発展できる要素が増えた。
また官僚的封建社会において、武士が直接的に生産地を管理することが
なくなり、農家では権力的統制下に置かれない以前と異なる自由な環境で
土地経営ができるようになった。無論、そのおかげで増産も可能になった。
集約的労働という、こんにち我々が良く考える産業集団が発生した。


本書では、人口推移について、物理的社会的政策的な要因だけでなく、
家族単位で見た人口調整も言及していて、「間引き」と呼ばれる、
暗黙の子殺しの実質的影響も加味するような記述があった。
その実態を江戸末期から明治以降の人口増加のデータを見た上で、
出生率と死亡率の隠れた内容を指摘しつつ、江戸期の人口を
「見かけ上」のものと推測している。


いろいろ読んでて面白かったんで、コピーしてしまった。
あまり通貨論の試験対策はできなかったが、また明日やればいいか…。
帰りはスッカリ冬晴れモードであった。
18時15分下校
18時56分帰宅