見も心も冷える時代


今日は後期試験合格発表と卒業・修了式やったんやね。
ということは、来年の今頃の俺は、もう大学生じゃないということだ。
今年度、2部では138人が卒業するそうだ。
そうすると概算で、来年度の2部在学生は250〜260人程度となる。
留年と4回生のみとなる2012年度となると、卒業単位までほどほどあり、
そんなに切羽詰って勢いよく講義をとる学生も少ないだろうと思うと、
次回の講義でも学生出席の減少は目に見えるように明らかに減少するだろう。


気候学の歴史―古代から現代まで

気候学の歴史―古代から現代まで

気候学の著名人のコラムもあって、楽しめる一冊であった。
この本ではないが、気候変動と社会変動についての関連性を
述べたもので魔女裁判の項目についていろいろ考えていた。
氷期において、産業(特に農業収穫)の減退、
それに伴う社会不安の環境が魔女裁判というはけ口を求める
不満発散弁を開放してしまった現象だという説。
魔女裁判はピークがはっきりしていて、それを気候の寒冷化と
結びつけるのは容易ではあるが、こうした人間社会の混乱は、
様々な要素、例えば思想や事件(戦争)などが絡み合うものなので、
一概のどの原因が魔女裁判を助長し、また収束されたのかを判断するには
慎重を期するものと思う。しかし、気候変動と社会変動の関連性を
こと細かに分析していく必要もあると考えてみるのも
環境と人間の関連性、すなわち環境史を深める意義でもある。


昨今、公務員叩きが激しい。
財政が冷えてるのか、世間の風当たりのせいなのか
はっきりとは言えないだろうが、やはり何かが冷えてるんだろう。

21時45分下校
22時26分帰宅