ナットクラッカー症候群

健康診断…また失敗した。
俺は過労が溜まると血尿が出る癖があって、仕事を終えてそのまま
受診したのがマズかった。
2部生指定日の23日は0限目の「教育実習事前事後指導」が噛んでるし、
仕事早引けして、安静モードに体調を戻してから受診というのも
もう現場では言い難くなってるのであった。
『ナットクラッカー症候群』
現役生と同じくらいの年齢で宣告されたときは凹んだよ。
治療や処置も特に必要ないので、健康そのものなのなのだが、
いちいち診断医に申告せなアカンのが面倒である。
仕方ないので再検査でクリアするしかない。
学内保健所での再検査対象健康診断表の発行は面倒極まりないからね〜。


それを終えて、昨日のサー協の懸案であった更新届の催促の
書類を作って貼り出しておいた。
学食行く暇もなく、開講ギリギリの時間に教室に侵入した。



1限目「地誌学Ⅰ」。
欧州経済統合の簡単な経緯と、その特異な金融および財政政策の違い、
またヨーロッパとアジアの境界に位置するトルコの
EC・EU加盟が難航しているの事実や、
国境の悲劇に晒されたマイノリティー民族と汎欧州連合との関係、
多民族国家と国家維持の不安定さを軍事・防衛と教育との関係を
紹介しながら地域連合の困難さと工夫を読み取ろうとする。


2限目「ミクロ経済学2」。
極めて少人数なので、やはりゼミ形式の講義になるそうだ。
今日は「ミクロ経済学1」の復習から「ミクロ2」へ繋げる講義である。
無差別曲線を立体化して読み取り、それを予算制約式と対比して、
効用が最大化する仕組みを考え、需要曲線が何故右下がりの形状なのかをを
順序良く教えてもらう。
いつも思うのだが、こうした経済学の基礎は、何度も何度も
復習して血肉にするくらいに身に着けないと応用できないし、
できないとホンマ情けない。
何故コンナ単純な理屈が理解できんのだろうかと自分のアホさ加減を呪う。


放課後は門限延長届けを出して、昨日の事務処理。
昨日のサークル協議会で欠席したサークルへの更新届の催促や
今後の運営方針の説明などをした。
よくよく聞いてみると、それぞれの2部サークルでは、
様々な意見や要望、希望があるんだね。とても参考になった。
活動の失敗談や難しさ、予算執行のムダについても意見があった。
割と2部生はカネの有効活用についてよく考えているようだ。
斯く言う俺も、ムダが嫌いな性分なので、大学当局には言うつもりである。


門限延長して時間も有効利用かなと思ったが、
やはり誰も居ない学内は不気味極まりない。
よって学内の仕事をサッサと済まして下校した。
22時26分下校
22時55分帰宅