まだちょっと薄ら寒い。でもこれくらいが丁度いい。
気候と人類・社会・経済の関係のいろいろ読んでるけど、
そのいろいろが多様な側面で解き明かそうとしている。
著者は哲学・地理学・考古学・歴史学・経済学と幅広い。
- 作者: グレゴリー・クラーク,久保恵美子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/04/23
- メディア: 単行本
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経済理論やミクロ経済学の基礎的理解は復習しておいた方がいいな。
古典派とか新古典派さえもアヤフヤなので、コリャ〜参った。
産業革命以前までは経済成長は「マルサスの罠」で説明できるとして、
産業革命以降は、その理論が無用なほど急成長を遂げた。
その理由は上層階級(特に中産)の人口増加による社会階級の中和が
起こったからだと言う。つまり上流で余った人口が生活のために
今後経済発展の重要な主役となる中産階級へと流れ込み、
中産の強化がなされたというのである。上流階級は教養をも
中流に流れ込ませたことになるので、中流の質は向上する。
よって産業の大きな担い手である中流階級が経済の大きな力となり、
社会活動の主役となったのである。まさにこれが近代である。
そうしたことで、日本や中国が産業革命を起こせなかったのかを
説明しようとしている。イギリスは植民地があったりして
既に国際貿易をしていたことも一理あるだろう。
その頃の日本は国土を開発しまくって、資源を使いまくって、
自給自足的な国家運営をしていたし、大きな産業を興したとしても
それを取引する相手もなかった。
ただ、日本が明治を向かえて近代国家として目覚しい発展ができたのは、
産業革命が可能な下地があったとも言える。
- 作者: 安田喜憲,川西宏幸
- 出版社/メーカー: 思文閣出版
- 発売日: 1994/07
- メディア: ハードカバー
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押さえながら文明発展論を書いている。
どちらの本にせよ、俺の脳味噌の温度を上昇させる原因である。
大学院のメリットは集中して自分の分野に打ち込めるということと
何度か聞いている。学部では単位や必修で追われるし、
教職を入れてると通常の学部の勉強さえも圧迫しかねてる状況になる。
最近は教職カリキュラムにどんどん新しい必修が増え負担が大きい。
どこまでやらせたら気が済むんだと言いたいくらいだ。
ゆっくり本を読みたいけど、余裕がなくなってきた。
最近何だか、ブラブラ旅行して気分転換したいと思うようになってきた。
これ以上、脳内温度を上げないためにせめて学内でブラブラしておこう。
19時07分下校
20時39分帰宅