リスクへの覚悟


早朝から激しい雨音で目が覚めた。
雨が降るたびに寒くなる。


1限目「道徳教育の研究」。
江戸期から明治大正、そして戦間期、戦後の道徳教育の在り方についての
発表を聴く。江戸期の往来物、教育勅語、修身、そして現代の道徳単元と
道徳教育の存在理由は時代背景ごとに変化している。
主義や価値観を押し付けられると反発して自由を求めるし、
自由を謳歌する許容範囲を逸脱すると、節度や存在理由を問われる。
今の世の中は自由主義新自由主義と呼ばれる自由社会である。
だからこそ、その疑問や反発もあるのも当然だと思う。
ただ近現代の事情で、揺れ動き過ぎて随分と慎重になっているんだなと思う。
普通に日本の国は自然豊かで伝統があって、メシが美味いと
言えて自慢できるくらいでいいんじゃないかなと…。
俺はガイジンに大いに自慢できるけど…日本最高!!!


2限目「地理学概論Ⅱ」。
都市がどのように計画的、非計画的に拡張していったかの論説と、
千里ニュータウンの造成のビデオを鑑賞する。
田園地の大規模開発と聞くと、この映画を思い出すな。


講義中の質問回答コーナーで、俺が出した質問が
余りにもマニアック過ぎたらしい。
天下茶屋のロータリーって、そりゃ誰も知らんやろうな。

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放課後は看板製作と実行委員会の会議。
とりあえず次の看板をほぼ完成させた。
議論というのは、結果に繋がらならなければ徒労の何物でもない。
意見を聞き入れ過ぎて、前に進まないということもある。
問答無用に押し通して、勝負に賭けるハイリスクを背負う覚悟もある。
指導者とはいつも、こうしたリスクを考えて先の先を読んで
いくんだなと思う。人を動かすたびに感じる。


23時02分下校
23時51分帰宅