超テキトウ無責任人間


一日中、卒業論文の作成に明け暮れた。
添付資料や装丁に時間を費やしてしまったが、
だいたいの資料は揃ってきた。
そろそろエクセルの表計算の分析結果と、内容のオチを
書いておきたい。今度は文献読みまくりの下準備が待っている。


学情で限度一杯の冊数7冊、地元の図書館は最大15冊の貸出が可能で、
既に9冊借りて、3冊予約中である。
幸いなことに取り合い合戦していないことが有り難い。
つまり、俺のネタは他と全然被らないということだ。
借りれない本(禁帯出)はコピーしまくりである。
重要文献の本も主要ページを全部コピーした。


コピーする癖ができたのは、教授の研究室を訪問してからだ。
「先生はどうやって文献保存してるんですか〜?」と聞いたら、
全部コピーしてファイリングしてるのを見せて貰った。
研究書関係の本となると価格もバカ高いし、分厚いのですぐに本棚が埋まる。
要所だけストックしておけば、あとはナントカなるという方法だ。
歴史系研究は、文献分析が主なのでどうしても物理的資料が多くなる。
しかし数理系の研究は、文献もそんなにないらしい。
これには個人差や扱う研究内容によるが、別の教授の部屋に行くと、
パソコンだけで文献山積なんていう光景でないらしい。
いつも世間話している教授の研究室へ行った時、
思いの外、本がないのに気付いた。設計図など扱うはずなのに…。
それで、どうしてかと尋ねると、全部自宅に置いているらしい。
つまり研究作業の全てを自宅に集中させているのだ。
聞くと、自宅は資料の山らしい。一昨年に遊びに行った時は、
研究部屋を見てなかったが、時々どんなのか気になっている。


俺の研究室は写真部である。学内の超一等地である。
パソコン完備、印刷機完備、コタツ完備である。
疲れたときにゴロゴロできるというのは極めてよい環境である。
しかし、もうこの快適な研究室写真部も引き払うことになるかも知れない。
2部廃止で廃部することは決定していても、タイミングをいつにするかが
悩みどころである。学生支援課はアテにできない(信用できない)し、
長々と居座るつもりもないので、サッサと始末して後はヨロシクってな
ことで研究に専念する方がいいだろうし、その方が他の部員にも
迷惑がかからないと最近思うようになってきたのだ。


2部生どころか2部サークルの一員でなければ、2部サークルに
関わる事、すなわち俺の存在自体の理由がなくなる。
俺はどちらかというと協力的な方針、責務は果たして行きたい
意向はあるのだが、最近のあまりに馬鹿げた出来事に遭遇して、
いい加減愛想が尽きた心境になってきた。
言えることは、物事の一側面だけ見て、勝手に実情を憶測して
なおかつ増幅させて、その意見ストレスをぶつけるという
勘違い甚だしい思いをした記念祭前々日の出来事。
あと、呼び出したのにも関わらずⅡ部サー協から逃亡した唖然なる事件、
あと・・・もういいか。


前にⅡ部サー協で面倒な様々な処遇を行っていることについて、
「あなたって優し過ぎるんですよ〜普通ならキレて離れて
それでお終いなのに・・・そこまでするんですか?」と言われたことがある。
そうか・・・俺って真に受けるというか優し過ぎるんやね。
それじゃ、今度からは超テキトウ無責任人間になってみよう。
卒業まで、あと87日。