書を捨てよ、町へ出よう


堺東。自宅から近距離なのだが、最近は訪れることが希である。
何で訪れないかというと、用が無いから。
しかし、希に訪れるこの街は、いつも俺にとっては人生の節目な時である。
用事を済ませて、少し街を歩いていた。




高校生の頃、堺東は賑やかな街であった。
何かといえば「ガシ(堺東の略称)」という具合に、
買い物やレンタルや飲み会でも良く訪れた街であった。
別に不景気だとかどうかということで訪れないのではないが、
こうして散歩がてらに堺東を歩くと、いろいろ考えることができて
今は逆に面白いような気分になる。

確か、ここら辺にニチイや電気屋があったな〜。
自分が給与で自分のラジカセを買った電気屋があった。
そのラジカセは「AIWA STRASSER XR90」という代物だった。
もう壊れて押入れに鎮座されているが、大切に保管している。
よく壊れたり調子が悪かったが、CDで初めて音を聴いたときの
感動は今でも忘れられんな〜。
たまに街に出歩くのも悪くはない。


そうして学内へ向かうと、既に音楽系サークルが早々と
荷物整理をしていた。明日が本番だが、今からやらんと間に合わんのだろう。
しかしいつも思うが、よくあんなけ放出備品が出るな〜と思う。
兎に角、明日はサー協の〆として気合入れていこう。