中崎町巡検

文学研究科からのお誘いで、巡検に行く日である。
大阪市立住まい情報センターが主催する、まち歩きツアーの下見巡検である。
与謝蕪村生誕300年を記念した一貫で、今回は茶屋町から中崎町を巡る。
基本的に茶屋町にある史跡を訪問し、近年再評価されている中崎町
風景とその魅力を味わうというものである。
中崎町は空襲で難を逃れた昭和初期の建築物が多く、
その建物を利用してナウでヤングな(死語)店舗の進出が目立つ。
ジェントリフィケーション論の講読でも、院内で取り上げられることが多く、
実際にじっくり訪れる機会ができて幸運だった。



「眺望閣跡」
明治期に9階建ての展望台があった場所。日本橋には眺望閣というものがあって
5階建てであった。五階商店街周辺にあった。



「鶴乃茶屋跡」
以前、この辺りは農村地帯で、街道沿いともあって、
風光明媚な場所であったのだろう。現在では想像できない。



与謝蕪村俳句碑」
『菜の花や月は東に日は西に


それから中崎町界隈へ入る。
ほっほぅ〜なるほどねぇ…。









こうした新しい町内の振興の中でも、取り壊される古い建物もある。


片や、修理して保存される貸家もある。これは豊崎長屋。
2009年に大阪市ハウジングデザイン賞特別賞に認定されている。
ロケセットで使えそうな雰囲気である。


そうして、天五商店街に入り、天神橋筋商店街
住まいのミュージアム前で解散した。
まぁ、それからが凄かった。
歩いて空腹なので中華で腹ごしらえしてから、天五の立ち飲み屋→
高架下の中崎ブランド店→のこされ島(新世界)という風に飲み歩き。
帰宅したのは28日0時前だった。
刺激的な巡検と、飲み語らいで大変充実した日であった。