高師浜

犬吉マスターと歓談していて、高師浜のことがあった。
堺市立中央図書館でやっている堺の海の昔と今に関係しての話。
浜寺公園の南外れに自然海岸が残されている。
臨海工業地帯の埋立て以前から明確に存在するものかどうか、
またどういった経緯でこうした海岸が存在するのかは不明である。


時折、生物の生息調査をしているようで、砂浜や干潟にみられるような
生き物がたくさんいる。
高度経済成長期の凄まじい埋立ての中で、よくぞ残っていた砂浜景観。
ここでフラダンスやったらホンモノやなぁ〜マスターと話していた。
近年開発中の堺浜にも、人口干潟や砂浜が実験的に作られていて、
かつての堺の海岸の風景を呼び覚まさせるような事業も進んでいる。



歌川広重「六十余州名所図会」「和泉 高師のはま」
国会図書館デジタル化資料http://dl.ndl.go.jp/
昭和30年初期から一気に消失した自然海岸。
昔はどんなんやったんやろうね。