大学史資料室を物色していて、2部の資料が極端に少ないことが
だんだん判明してきて、いずれ納める2部サー協の資料が、
結構2部資料としては貴重であることをよく感じた。
資料室の2部専門の資料は、百科事典1冊が余裕で入るくらいの
スペースにあるくらいしかなかった。
主たるものは、第2部夜間課程の改革案のようなものであった。
第2部夜間課程は随分前から、その課程内容や夜間課程としての
存在理由と時世に即した将来性を模索していたようだ。
結果的は梅田にあるような社会人向け大学院に結実したようで、
第2部が根本的に改編することはなく、2010年度の募集停止を迎え、
現在に至っているといったところである。
2部サー協に残る資料は、遡っても2000年くらいのものしか無い。
それ以降の自治会があった頃や、ましてや学生運動があった頃や、
2部草創期の頃の資料は、今後の有志の方々のご活躍に期待するほか無い。
2部サー協の資料提供関連で、再び大学における夜間課程について、
いろいろと調べることが多くなった。その中で最近は大学側が積極的に
夜間課程をアピールしていることや、特に関東圏においては、
交通の便かいい立地にキャンパスを設置して社会人を歓迎するかの
ような方針を出している経営をしている大学があった。
自身いろいろあって、梅田に赴くことがあるのだが、
その中で社会人大学院の実際を垣間見ることができたし、
それと比較して市大2部との相違などを考える機会を得れた。
夜間課程について、飽くまで夜間課程(2部)としての姿勢を
貫く大学もあれば、形骸的に2部が本来の目的に齟齬を来たしている
可能性を否定せずに2部があることを認める大学もあれば、
フレキシブルな対応をしながら夜間課程を改編している大学もある。
何が言いたいのかも、その回答さえ用意できないが、
勤労学生主体たる夜間課程なのか、社会人のニーズにシフトしていく
夜間課程・社会人大学なのかという両極の中では、
これまでに大学夜間課程について積極的な研究論文が無いので、
ど う し た ら よ い の か ま だ だ れ も わ か ら な い の だ ろ う。