伊藤正文氏の市大建築


今日は大学史資料室関連でボランティアガイドをする。
大阪市立大学内にある一号館を始めとする戦前期の建造物を設計した
伊藤正文氏のご家族の方々がお越しになり、伊藤氏にゆかりのある
建物を見学されるのである。
俺の担当は機関室(ボイラー室)であり、第4合同部室である。


【参考資料】
大学史資料室第24回展示 モダニズムの学舎と建築家・伊藤正文 : 大阪市立大学昭和初期学舎群


大阪市立大学昭和初期モダニズム学舎群の造形



サポートセンターは旧図書館であった。
クラブハウスだった頃は、廃墟に近かったが、今は見違えるように綺麗である。

書庫も特別に見学コースに入っていた。





書庫エレベーターのスイッチがそのまま残っている。
横にあるラッパのような器具は伝声管である。


そして機関室である。旧教養地区にもあったが取り壊されていて、
残るのは本館地区の現第4合同部室である。


以前、2部ジャズ研が入居していた部屋は石炭庫と図面で記されていた。
大阪商科大学が杉本町に移転して以来の残存する建造物は、
一号館・三号館・体育館・旧図書館(サポセン)・機関室(2部棟)
本館地区グランドのスタンドくらいである。
思わず2部棟が陽の目を見る機会が得られたことも良かったが、
昨日の一号館の地下室や書庫などというディープな場所を
堪能できていい勉強になった。