映画論

夏休みはダレるので、時折だが集中講義の聴講に出向いている。
映画をよく観るので、一度くらいは映画論なるものを勉強しておくことも
必要だと思い、先生の許可をもらって数日間受講する。
今日の講義は映画のイロハ。ショット・カット・シーンの押さえと、
『首領を殺った男』(1994年)の映像を観ながらそれを学ぶ。

首領を殺った男 [DVD]

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最近の邦画ではヤクザ映画は少ない。
時代劇やアニメの実写版が目立つ今現在を思えば、
ヤクザ映画の全盛期もあった。
新世界の映画館は、どういう訳か今もヤクザ映画の再上映が多い。


昔はヤクザが普通に居たという記憶は殆ど無い。
ヤクザの衰退は暴対法に象徴される警察力と、
社会の変容からの影響が大きいようだ。
子供の頃は、銭湯に行ったら刺青の方がよく居たのしか覚えていない。
ただ、近所にこのような組事務所があったことは全く知らなかった。
https://www.youtube.com/watch?v=ayXzZhIhnAQ&list=PL72D700B1BCF2EDDD
知ったのは4、5年前だった。今はビルはあるが組は解散している。
よくビルの近くを通ったような気がするが全く気付かなかった。
かつての存在を知って、聞き取りをする機会があった。
そこでの話だが組員が出所したら、その人のために商店街の店で要り物を
即金で買ったりしたなということを聞いた。
堅気に妙に絡むことなく落ち着いていた組織だったようだ。
組の統率、組長がちゃんとしてたのでしょう。
ヤクザは肯定しない。組織力・統率力というのは、
どこの世界でも大事だなと、2部サー協を経験して思った正直な感想である。