国体護持


市大本館地区の名物であるヤシの木。
このヤシの木は順次植え替えられる計画らしい。
植樹されたのは昭和30年代前半なので、もうかれこれ60年くらいである。
背丈が十分に伸びて、そろそろ寿命とのことである。
それぞれの木がシュンと伸びた本館地区中庭の風景も
もうすぐ終わりのようだ。
こうして市大の名物も時を経て入れ替わって行く。


そう言えば、銅像建立の話は寄付金が集まればやるらしく、
経済学部棟と商学部棟の中間の位置に建てるらしい。
http://d.hatena.ne.jp/yatakarasu/20150119
http://d.hatena.ne.jp/yatakarasu/20141118
さすがに一号館前にチョンマゲはアカンかったらしい。
いろいろそうした話を聞いていて、どうせならインパクトもあり
学生の注目も浴びるであろう「せんとくん仕様」を提案しておいた。
奈良のせんとくん籔内佐斗司の作品だが、
アチコチに像は建立されている。
http://www.uwamuki.com/j/indexJ.html
銅像建立は市大が府立大との合併を危惧しての抵抗策というのが
ホンネらしいが、どうせなら注目を寄せるほうがいいのではないか?
銅像を建てること自体に何故反対するんだ」という意見も
敗戦を経験した人間から見れば「国体護持」としか感じられない。
執着から脱却できなければ、本当の進歩はない。

一杯のコーヒー ― 昭和天皇とマッカーサー

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國破れて マッカーサー (中公文庫)

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