復活への道・第9日目


スタートアップに成功したものの、今度は新たな不具合が発生した。
HDDには問題ないようだが、HDDの問題を指摘する表示が出る。
しかし、テスト上では問題はなかった。
2010年から使っているし、ハードにも問題があっても、あるいは出ても
しょうがないのだが、ここは騙しだましで乗り切るしかない。
画面の解像度も処理速度もイマイチな状態である。
無論、エクセルやワード、画像処理ソフトも使えない。
おそらく本機のVAIOの仕様とWindows7の再構築が
マッチングしていないのだろう。
また、Windowsの再インストールの折には「Windows.old」という
以前のデータが自動的にバックアップされているのだが、
このデータを使っても不具合が改善されるどころか
悪影響が出始める始末である。
多分、かなり前から本機のシステムは悪かったのだ。
そういうことで、完全にリカバリをすることにした。
幸いにもデータは何とか取り戻せたし、既存のプログラムの大部分は、
ネット上のフリーソフトか、あるいは正規の購入品としてのディスクが
あるので、ここは思い切ってリカバリをすることにした。

リカバリをするにしてもリカバリディスクを作成していなかった。
そこでまだPC内で起動できるリカバリモードを起動させることにした。
こうして真っ白な「お買い上げ時の状態」と5年半ぶりに再会した。
ここからIEやプログラムやらを更新して、おおよそではあるが
以前の作業ができるところまでに回復させた。
作業が終わったのは、月曜日の午前3時過ぎであった。

リカバリー―希望をもたらすエンパワーメントモデル

リカバリー―希望をもたらすエンパワーメントモデル