カシミール3D


最近、カシミール3Dにはまっている。
ライセンス契約すれば、もっと使えるのだが、お金がない。


今現在の地形の起伏を強調して可視化できるのだが、
いろいろ使ってると面白い。
元々の自然地形と後年の地形変化を考えながら地形の根本の様子を
よく見ることができる。


縄文時代の海進時の堺は、海と崖との境界が明解であったようだが、
それ以降は砂州の形成で、低地が急速に現れた。
しかし、その低地でも高い所と低い所があるのが興味深い。
「名越の丘」と呼ばれた宿院付近は少々盛り上がってた。
今は、その痕跡も面影もないが、そうした起伏の跡を
いつも通っている経験からすると、見ているだけでも何だか楽しい。
各時代の空中写真とオーバーラップして閲覧できるのが大変良い。


大和川の痕跡もよく見える。
データとしては鵜呑みにできないが、地形の変化をおおよそ掴むのには
いいソフトであるし、地理や地形に学術的知識がない人でも
普通に興味を湧かせてもらえるソフトとして推奨する。

改訂新版 カシミール3D入門編

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