環境倫理シンポジウム

生命経済学の瀬戸口先生のお誘いで大阪府立大学で行われる
環境倫理シンポジウム』に行ってきた。
自宅から府大まで、自転車でおよそ25分くらい。1年ぶりの訪問でした。
やっぱ、府大は市大と比べて広いな〜。



そもそも自然を愛するとはどういうことなのか?
在来生態系に影響を及ぼす外来種の殺処分は正当なのかどうか?
絶滅に瀕する種を守ることの是非、自然の権利とは何なのか?


哲学的、倫理学的、歴史学的にアプローチして議論してみるという趣旨である。
感情論争にならず、誰でも納得しうる"落とし処"を探るのが難しい。
その探りの考え方に「愛」や「怒り」の観念が出て、何とも言えなかったが、
議論する対象としての自然や環境というのは、そう一筋縄ではまとまらない
というのがホンネである。
だが、その自然や環境を正面から議論しなければならない時代に
直面していることは確かで、その方向性を手探りでも見定めていこうとする
意味ではいいシンポだったと考える。答えが見つけ難い分だけに、
もっと様々な側面から、多様な議論をしてしなくてはならんだろう。
今後、拡大が期待されるシンポになればいいね。


府大から自宅へ戻るんだが、道が悪くてタマラン。
歩道がガタガタやし、暗いし、クルマ多いし…。
やっぱ上町台地をイッキに越えるのはシンドイ。