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昼に雪がちらついていた。


0限目「社会学概論Ⅰ」。
エスニシティーの続き。
昨年の秋に鶴橋市場に行ったが、ちょっとした韓国旅行が楽しめそうなくらい
凄く民族性が豊かな場所だった。実は鶴橋は鮮魚市場でも有名で、
近鉄の始発前に鮮魚列車が走っている。だから結構寿司屋が多い。


民族問題、多文化共生への道については、市大に来て気付く事が多くなった。
俺が小さい頃、また住んでる土地では差別意識やそうした行為が激しかった。
だから、件の課題ではデリケートな問題として捉えていた。
市大ではそうした問題が和らいだような、和らいで行ってるような場面に
時折遭遇する。それが全体的にそうした方向で進めばいいのだが、
現実を知ってるだけに、淡い理想にならぬ期待だけ持ってるような
微妙な気持ちを感じている。


1限目「経済統計論特殊講義B」。
アンケートの回帰分析の結果をプレゼンする。
俺の題目は『2部学生の大学に対する帰属意識についての調査』だったが、
意外と面白い結果が出た。調査内容は…
講義・サークル・飲み会・ゼミ・仕事・学情・食堂・生協・事務室・研究室
について5段階評価してもらい、感覚尺度で満足百分率を出して貰った。
分析方法をもっと進めれば、よい結果も出せたが、
2部学生の大学満足度は飲み会評価と緊密にあり、講義の面白さは、
ゼミと学食に対応しているようだ。
つまり…
大学満足度(Satisfy)=切片+係数x飲み会評価(Drink)
講義評価=切片+係数1xゼミ評価+係数2x学食利用度
方向性はコンナ感じでいいのだが、
±5点の範囲で、それで50%近い確率で誤差が出る。まだ甘い解析である。
データ提出で、この講義は終わり。


2限目「社会保障法」。
雇用保険について。
会社都合と自己都合で失業給付に差があるのと、支給計算も異なる。
社会保障の知識は頭で覚えるより体で覚える方が習熟率は高いが、
一生、面倒な手続きや理不尽に付き合わせられる事がないことが、
一番なんで、いい就職口を見つけてもらいたい。
この講義が後期で最も楽しかったように思う。先生にも好感が持てた。


週末までに、あと2件ほど片付けなければならぬ課題がある。
今日気付いたのだが、授業検討会で参加してしまった俺が、
本番試験の出来栄の悪さが致命傷になる西洋史の予習も怠りが許されない。

21時58分下校
22時27分帰宅