使いこなせてない


ウチの大学の図書館は土曜日は17時まで。日曜日は閉館。
しかも大学の門限が土曜日は22時、日曜日は20時である。
つまり何を言いたいかと言うと、行ける時間がない。
俺のような昼は来れず、2部で講義を受けてる人間にとっては正にそう。
4回生後期にもなって週フルコマということもせずに
(3回生前期からそうできたのだが)要領よくやれば、今頃は…
というのは信念上、意味のない話であった。


何度も学情に通っているが、普通の図書館と違い、
レポートや研究論文を書く上では非常にその分野の良書が多い。
だが、ムック本、図鑑になると極端に少ない。
時々、巻末の参考文献ので芋づる検索していて、見事に抜けている文献もある。
こういう時は地元の中央図書館で仕入れるが、分館に分散していたり、
書棚に置かず奥に仕舞ってたりしてすぐには手元にとれない。
まぁそこは要領よく要領のない人間が振る舞うしかない。


大阪府立大学が蔵書ゼロからの図書館を開館するらしい。
結構面白い発想だと思う。
大阪府大図書館が来春難波に新設 蔵書ゼロ、並ぶのは交流の心】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121027-00000127-san-soci


前に山岳部関係で個人蔵書の処分について、引き取り手を
探していたが、あまり希望者がおらず大概は破棄処分されたらしい。
山岳部が廃部になったら、あの本をどうするんだろうか…。
また、経済学部棟で古い統計資料本や他大学の紀要の無料進呈、
某教授の古本処分で机に並べられてる風景を目にする。
俺の家にも引越し当時から、棚が無いままに山積したままの
本がある。単行本や雑誌、展覧会のパンフ、図鑑が主である。
思うに、今後は近現代史を追及するにも当時の風俗や文化を
直に発信した雑誌が重要な資料になるはずである。
山岳部の1960〜1980年代のヤマケイなんて俺には貴重としか思えない。


学情には論文検索から時事資料、マルチメディアに至るまで
豊富な資料と獲得のスキルがあるが、活かせずにいる。
何物も使いこなすってのは相当な時間と修練がいる。
工具もそうだし、カメラたパソコンもそう。
だが一旦使いこなせる領域になると無類の効力を発揮する。
いつ最近まで510万画素のDSC-F88を使っていたのは、
それの方がどんな最新のカメラよりも良く撮れるという
使い方の応用と自信を身に付けたからだと思う。
漸く、DSC-HX9Vに乗り換えて、その進歩した技術と仕様に
驚嘆することしばしばだが、まだまだ上手く使いこなせていない。
このカメラで6,500枚ほど撮影したが、まだまだ…。