無関心であることの罪


1限目「道徳教育の研究」。
自分が考える道徳教育として「経済発展と環境」という
模擬授業の説明をした。
高度経済成長期の華々しい経済発展の弊害として公害問題が出現した。
それは地域学習でも可能であることと、持続可能性の必要性が
定説になりつつある社会政策の中で、どのように環境について
関心をもってもらうかが「ねらい」である。
無関心であることが環境問題に関わらず、道徳教育で扱う
正義・平等・公平に対する悪の根源である。
生徒の意見がどのようなものであれ、無関心であることの
恐れと無意味さをなくすることも大切である。
無関心こそが、問題に拍車をかけることに他ならない。


2限目「地理学概論Ⅱ」。
都市や郊外がどのような発展段階を歩んでいくか、
そして都市と郊外の特徴的なその段階を歴史のなかで見る。


放課後に某教授に、卒論に載せた交通統計についての
意見を伺っていた。論証するには、様々な角度から検討して
証明していかなくてはならない。
卒論は誰が読んでも面白いことには自信があるが、
経済学の内容、論文としての構成としては自信がない。
いろいろお話して、一緒に晩ごはんを食べて帰る。
1回生前期の頃、基礎演習で先生には随分とお世話になった。
その頃から考えると、長くも短くも感じられる日々であった。
あれから4年、授業終了まであと1週間、卒業まで2ヶ月となった。

00時05分帰宅