堺の図書館を探っていたら、占領期のことが出ていた。
「Web版『堺大観』写真集―浜寺公園千両松 堺市立図書館」
https://www.lib-sakai.jp/kyoudo/sakai_taikan/sakaiTaikan_57.htm
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浜寺公園千両松について
千両松は『浜寺公園誌』によると紀州街道沿い大鳥神社参道つきあたりの
延長上にあり、周囲1丈3尺(約4m)、高さ6間半(約12m)、
樹齢800年といわれる大木である。
その名の由来は紀州藩主が東上する際、籠を松の下に停めて
「自分の城の庭園に移す者があれば千両を与える」と
言ったことにある。戦後浜寺公園が占領軍に接収された時に取り除かれ、
現在はその幹の一部は菅原神社の楼門に移されている。
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【出所】先ウェブサイトより抜粋。
浜寺公園は占領軍に接収され、DH:Dependent Housing
(占領軍家族向け住宅)が立ち並んでいた。
私が調査したところ接収解除は昭和33年2月であった。
DHは大阪府では浜寺のほかに刀根山にもあった。
DHだけでなく個人住宅の接収に関する記録は散逸しており、
前期博士課程で調査していても正確に把握することができなかった。
図書館からの情報を得て、その松の幹を見に行った。
毎日前を通っているにもかかわらず気付かなかった。
菅原神社は堺・宿院の近くにあるが、
ここら辺は堺中心部の歓楽街でもある。
随分前に堺ミュージックというストリップ劇場があった。
通称、堺天神と呼ばれる夜の街だがエロはない。
菅原神社は戦時中の空襲で被害を受けたが、
楼門は被災しなかった。大阪府指定有形文化財である。
そしてこれが浜寺公園にあった千両松の古木である。
反対側にも古木があり、これは戦国時代に小西行長が朝鮮半島から
持ち帰ったという「傘松の幹」である。樹齢およそ400年。
今日は近くで巡検があったのだが、所用があり参加できなかった。
内職や研究作業をして門限になって帰る。
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