改めて…、
後期博士課程に進学して食うために、学内の研究員をしている。
デジタルアーカイブの仕事である(非常勤)。
この仕事、自分に至極向いている。
これまでの経験と元からの性格から、これほど向いている職業はないだろう。
史料収集とその調査がメインの研究をしている自分にとって、
学内に眠る史料をサルベージし、それを公に出すことの面白さは、
学業にも生活にも将来にも、随分と有効な体験となっている。
やはり自らに向いていて、それが決して嫌ではなく
むしろ自分にとっても公にとっても有益をもたらす仕事は天国である。
逆にその分、学内の中枢に接近するほどドロドロとしたことも知り得る。
ここの大学はいろいろなことで組織の硬直化と縦割りが顕著である。
これは正しく数十年前の市役所の対応と変わらないと思わせるほどの
ものかと感じることがある。
その反面、税務署の仕事はテキパキとしていて所用も難なく済ませられて
いつも関心する。税務署は業務の効率性では最高であると思う。
私は「効率性」ということでは、かなりウルサイ。
学内の業務を終えて、研究科のサロンでPC作業をする。
文学研究科において、これまでの経済学研究科と異なることは
様々な情報交換ができるということである。
最近ではその情報交換や教員と院生、学部生の繋がりが希薄と言われるが、
経済学研究科よりはまだまだマシである。
逆にストイックに研究する経済学研究科の環境も悪くはないと思う。
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