葛飾応為

この前にTVで観てタイムリーな話題だが、
京都で江戸の浮世絵師の葛飾北斎の展覧会をやっている。
前期は今日まで。後期は3月25日まで。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_hokusai.html
http://www.kyotodeasobo.com/art/column/theme/hokusai250-ukiyoe.html
北斎についてはいろいろと凄くて破天荒な画家であるので、
図書館には必ず画集が置いてあるので見てほしい。
まぁ、凄まじいジジイです。


中学生の頃から展覧会マニアを自称して、
数々の展覧会に行っていた。そのパンフや解説本が押入れに眠っている。
北斎に関する展覧会のも探したらあった。
オランダのライデン博物館の所蔵品や北斎の娘の葛飾応為の作品については、
すでにやっていた。ホノルルからの出展で何か新しい発見があるかなと
期待して後期の展覧品目を見てみたいと思う。



葛飾応為北斎の晩年までそばに居た人物だ。
女性、生没年よく分からん。父親の才能を受け継いで素晴らしい作品を
残している。判明した作品は極めて少ない。まだ研究途上である人物である。
以下、どれも肉筆画、つまり浮世絵版画ではない。

【三曲合奏図】

【吉原格子先之図】

【夜桜美人図】


特徴としては陰影に得意で、腰のひねりが象徴的。細かい細工があって、
初めてを観た時は感動いたしました。


関東大震災東京大空襲で貴重な江戸美術資料が消失いた経緯があるが、
どこかの蔵に眠っていたら、是非とも博物館に委託してほしい。
北斎や応為の環境は、普通に絵を描く環境ではなかったようだ。
どのようにして、ああした作品を描いたのだろうか。
その作品と面と向き合うと、その頃の様子が見えるような気がする。