ある写真屋さんの廃業(撤収日)


いよいよ本格的な荷物運び出しの日となった。
さすがに創業90年という重みがある引っ越しであった。
しかし廃業・永年の地からの撤収となれば、
その長い歴史も無慈悲に打ち崩されるような感がある。
既に2部の敗戦処理を経験しているのだが、
まさかこの写真館の廃業も経験するとは思わなかった。
2部の場合は敗退、この写真館の場合は勇退であるが、
世は常ならざるものである。