映画を観るのが好きなのだが、ある監督の映画を
継続してみたという点では大林の作品が代表的である。
本書では「尾道三部作」を中心に台本の台詞をすべて載せながら、
映画シーンや撮影時のスナップ写真の解説もある。
音楽と映像の色使い(モノクロ・セピア・淡いカラー)に
独特なものがある映画は、なかなか撮れないだろう。
大林の作品は、いちおうハッピーエンドであるが、
何故かどことなく切ないものがある。
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私はこの本を、いつまでも、売らないし、捨てないし、貸したり、譲らないであろう。