65年目


今日は終戦記念日ですね。
なんだが時代が進むにつれて、そういうメモリアルな時の実感が
薄らいでいくような気がします。「あ〜そういえば今日は…」てな感じで。
この頃は夏山登山で頂上に居る日になることが多かったので、
下山して帰阪してそのまま仕事に精進ということが恒例だったせいもあります。


今年で65年目、戦前戦後に繰り広げられた昭和時代というのは
本当に日本にとって「激動」であったと思います。
教職をとって専門を日本史としていますが、自分自身が学校で
日本史の近現代史をマトモに学んだことは殆どありませんでした。
何故かというと、時間が足らないから。自分で受験勉強しとけってな感じでした。
俺は共通一次対策で自習ノートを作っていて、
それを政治、経済、文化と分けつつまとめて勉強していまして、
それが本当に歴史を理解するに客観的かつ理論的に把握できた記憶があります。
自己採点は98点でした。それでもまぁ…落ちましたけどね。


いまだに"先の戦争"が是が非かという論議があって、
これを生徒に教えるとなると何事もデリケートに感じてしまいます。
歴史を事実の記憶の定着という図式から、
自発解明するという考える授業という実践理論は、
私にとって事実を知ることとは一体どういうことなのかという方法論として
逆に教えることの希望を与えてくれるものでした。
そのためには自身の研鑚と客観的な事実認識(指導観)が重要ですね。