近代日本の都市と大学


土曜日1限目「温泉学」。
温泉旅館のマクロ的に見る経営状況について。
終わったらすぐに出て、杉本町へ向かう。例の講演会へ行くためだ。
12時52分着、12時58分到着。時間ピッタ!



お題は『近代日本の都市と大学 創設期大阪市立大学と恒藤恭 』。
大学史に関するものだが、いい講演内容であった。
特に寺崎昌男先生という大学史については有名な研究者が来られていた。
よく考えてみると、教育基礎論のレポで参考にさせてもらってました。
先生は寄稿されておりました。
[rakuten:book:13113805:detail]
大学について明治期からの日本は、どのような設置を目指していたのか、
また様々な構想や公立大学の設置についての諸条件の理由について、
非常に分かりやすく解説しておられた。
戦前の公立大学の設置の最大要件は義務教育と財政であった。
つまり義務教育が余すところなく整備されている自治体であってこそ、
最高学府たる大学の設置が可能であり整合性がある言う論理があり、
次に財政には大学運営の継続性の是非が必ず問われ、
国家の下での高等教育は挫折するべからずという理念があった。
また、設置に関しては政府の認証を通じて天皇御璽が押される勅書が
出現することから、天皇の名において存在する大学が継続する必然性と、
天皇の名においてまでも求める自治体の設置嘆願の責任性が相互に作用して、
公立大学、いわゆる大阪商科大学が誕生したと言う理論的経緯には納得した。
基調講演後の質問では、運良くふたつ俺の質問を取り上げてもらえた。



大学史の研究は当初全くアテにされなかったらしいが、
今は凄く盛り上がってるようである。
http://rihe.hiroshima-u.ac.jp/html/-rireki-terasaki.html
今思うと凄い先生だったので、質問したい事は沢山あるくらいだったので、
握手くらいしておけば良かったな…何だが残念。


講演後は山岳部で部長と会い(俺が主将だが、部長と呼んでいる)、
昨日あった山岳会イベントや今後の事についてメシ食いながら話していた。
市大山岳会も本年で90周年を迎え、その歓迎行事をしていたのだ。
こちらも歴史は古いのだが、なかなか運営については山岳会と山岳部で
意識の乖離があるなと…。


部長と解散後、雑用しつつも疲れたので部室で寝てた。
雨は小降りだったので、歩いて阪堺線あびこ道まで行く。