保存か解体か

昨年は毎週梅田に出掛けたせいで建築物を撮影する機会が多かったな〜と
写真を整理しつつ感心している。
下調べもせずアチコチ歩いて出会った建物を撮影するだけであったが、
今度はちゃんとマッピングして出掛けてみようと思う。
あと3回しか梅田には行かないのだけれどもね。


昨年5月に旧精華小学校というところに行った。
校庭でイベントやってたので入れたのだ。
旧精華小は難波のど真ん中、南海難波駅の前、マルイの裏にある。
こんな超繁華街に今までよく残っていたなと関心する。
校舎は1929年(昭和4年)の竣工。
市大の一号館が1934年(昭和9年)なので、それよりも古い。
中にちょっとだげ入ったが、レトロ建築と呼ぶに相応しいものだった。
しかし外壁もそうだが随分老朽化していた。
売却の方針が決定し、最後の見納めができて良かったなと思っていた。
しかし、よくよく調べてみるとこの売却について変更があったようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111223-00000145-mailo-l27
フェスゲ跡のようにパチ屋にならんようにしてほしい。


古い由緒ある建物を保存することは、鉄筋コンクリートの場合には
どこまで可能なのかよく分からないが、結局は費用次第なのだろう。
しかし保存し活用することによって、その建物の保存する価値が
本当の意味で決まるので、上手に保存活用してほしい。
今のところ、条件付き売却という形で解体する方向性はまだ消えてはいない。


それにしても一号館、もうすぐ80年経つのに現役バリバリに使いこんでる。
最近は大学に資料館や博物館を置くなどして主要物件を記念館様式にする
ところが多い中、思いっきり使い倒している一号館である。