JR尼崎港線


JR尼崎駅周辺の空中写真。昭和時代後期の写真かと思われる。
福知山線の事故があったポイントは、湾曲する2路線と、
真っ直ぐに伸びる1路線が合流する場所である。
この真っ直ぐな路線は、尼崎港へ行くローカル線で、
国道43号線を越えて、埋立地の工場まで伸びていたらしい。


文学研究科の学部講義にお邪魔していて、
今度、巡検で尼崎を回るのであるが、
担当する43号線について、あまりインパクトのある風景がなかったので、
いろいろ調べていたら、尼崎港線のことが浮かび上がってきた。
立ち退きとも何とも思えない空地が随分気になっていて、
よくよく見てみたら…アレアレこの空地、尼崎駅まで伸びてるやん!
という訳で発見したのだ。何でも諦めずに取り組んだり見てみるものだ。



巡検は6月初旬。院生でありながら巡検作業に取り組んで、
いろりろとフォローしたりして演習に参加する。
こうしてやってみると案外面白いものだ。
前期の院生活で、多分この講義が一番楽しいかもしれない。
因みに尼崎港線は俗称で、JR福知山線の単なる支線という位置付けで、
1984年(昭和59年)に廃線となっている。