大阪市立大学データ集

23日に「大阪市立大学データ集・平成25年度」というものが出ていた。
http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/about/corporation/files/H25data.pdf
それで、第2部の学生数の推移はどうなってたのかを見るために
簡単なグラフを作ってみた。


第2部学生数の総数の推移だが、資料には2013年度のものしかなかったので、
2014年度分は現在公表されている学生数データを使用した。
2008年度は1000人近い2部学生が居た。5年制の頃はもう少し在籍数が
多かったが2008年度でも5年制入学組が居る。
2009年以降から順当に5年制組と4年制組が抜けていくように逓減していく。
2012年度から2013年度の減少率が激しい。

学部別では経済学部の在籍数が多い。現在ではどの学部でも僅少の差である。
商学部では2名しか居ない。現在の第2部の学生数は33人である。
2008年度の3.3%、2009年度の4.17%の割合である。


文系に限定しているが、2008年度、それ以前での2部学生は
1部学生の3割程度の数が存在していた。全体で言うと25〜30%くらい。
2部学生の数が徐々に減少しているが、第1部の方は若干増員している。
第2部の文系学部総学生数に占める率は、
2012年度の正規課程4回生が居た時点で6.75%にまで縮小している。
2008年度24.02%、2009年度20.25%、
2010年度15.47%、2011年度11.23%、
という縮小率である。
2014年度では、何と0.98%という1%にも満たない率である。

では、市大文系学生の総数の推移だが、第1部生の増員があるにしても、
全体では減少している。さてこの現象をどう見るか。
第1部の増減も最低と最高の差でも220人程度である。
仮に第2部の4年制で1〜4回生全員を単純に足した総数では580人である
(2009年度の定員が145名だったので、単純に×4しただけ)。
第1部だけ学部だけで見るのと、市大文系全体で見るのとでは、
この減少(現象)の捉え方が異なるかも知れないが…。


個人的な感想では、2011年度以降からの第2部の衰退のような
雰囲気を実感していた。そうした感覚と経験を照合してこのデータを見ていた。