古い資料巡り

いろいろと古い本を開いていくと、面白いものに出会う時がある。
随分昔からハロゲンヒーターってあったんやね。

【出所】 『新住宅』 昭和24年上巻合本

戦前期の家庭では、火鉢や炬燵といったもので寒さを凌ぐことが多く、
贅沢になれば、家屋の地下などに小型ボイラを据え付けて暖房と給湯も
やっていた。しかしこれはかなり一握りの家庭で高級住宅で実現していた。
占領期が去って以降は石炭・電気ストーブといった個別の暖房機器になる。
冷房は戦前期ならビルなどの大型の建物では実現していたが、
一般家庭で普及しだすのは昭和40年代以降からである。
現在のように冷暖房エアコンが標準化してきたのは、いつ頃だろうか。



そろそろ撤収しようとしてて、発見した図。

近代堺風物資料 岸谷勢蔵 「戦前の宿院方面の図 昭和18年10月」
堺市博物館 『堺市博物館優品図録』 1990年


現在と比較してみよう。