旧軍用地転用史論

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学情の新着本でいいのがあった。
『旧軍用地転用史論』

旧軍用地転用史論〈上巻〉

旧軍用地転用史論〈上巻〉


前に経済の指導教員の先生から
姫路での軍用地転用についての検討があった。
姫路市内、とりわけ姫路城周辺は広大な軍用地があった。
終戦後には、公共施設である学校も建設されている。
前に講演をされた折に、軍用地にキリスト教系の私学が建てられたのは、
GHQの思惑があったのではという地元の意見があったそうだ。


『旧軍用地転用史論』には、国公立の学校だけでなく
私学の学校に関する軍用地の転用についても述べられている。
結構多くの軍用地が学校用敷地として転用されていた。
軍用地の転用先は様々な産業があり、多種多様である。


現時点でいえることは、軍用地の転用先は様々であり、
学校への転用も行われておったのは事実。
それも国公立・私立と幅が広い。
学校という転用という中で、それが姫路の場合に
キリスト教系の私学であったのは、偶然なのかそうでないのか
については決め手がない。
GHQに軍用地転用先として、キリスト教に関係する施設が多いという
傾向があれば、何らかの思惑はあったのかも知れないが…。

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