太陽黒点説


昨日、科学館で興味あるコーナーがあったんで記憶して家で調べてた。
太陽には活動周期があって、それはおよそ11年周期である。
黒点の増減で表されるのだが、黒点自体は他の太陽表面より温度は低いが、
その黒点の数が多いほど太陽活動が活発化しているそうである。
黒点が異常に少なかった時期で「マウンダー極小期」というのがある。
17世紀中頃から18世紀前半という長い期間でヨーロッパでは寒波に
よく見舞われたようである。
有史上、幾度かの寒冷期と温暖期のような時があり、それが政治や経済に
大きく影響していたのではないかということは環境史でもよく扱われている。
10世紀〜14世紀は温暖期であり、何かの仮説でこの頃の日本では、
東北地方が実り多き豊かな土地となっており、これに目を付けた武士たちが、
勢力を東北にまで伸ばしたのではないかというものがあった。
また経済活動と黒点増減の因果関係も若干研究されており、
太陽黒点説」が結構知られている。
http://www.sc.mufg.jp/inv_info/business_cycle/sn_report/pdf/snm20110823.pdf
ただ、穀物などの太陽と直接的な関係をもつものに、因果関係を見い出して、
それが物価や食糧事情や貿易などの変化に投影することは、
可能かも知れないが、景気循環や株価変動、ましてや歴史的事実として
起こった戦争や飢餓や繁栄や文化を分析しようとするなら、
もっと膨大な記録やデータ分析、違った側面から仮説の立証が必要だろう。
尤も、太陽の黒点のこともあまり良く分かっていないのだし、
太陽と経済という基本的に畑違いの研究分野になると結び付けるのが難しい。
けど、何だが面白い仮説であると思う。


何かそんな仮説について調べてネット徘徊してるうちに
いつのまにやら映画観賞に浸っている。

字幕なしなので、少々手こずっている。